先日のアサイチで紹介されていた理想的な再婚。
その内容がこれから再婚を希望する中高年にとても参考になりましたのでご紹介します。
オキシトシンは幸せホルモン
テーマは、「もっとふれあいたい 夫婦のスキンシップ」というテーマで、触れ合えば触れ合うほど、オキシトシンと言う神経伝達物質が分泌されるということ。夫婦の触れ合いを推奨するものでした。
オキシトシンは、「絆ホルモン」ともいわれ、授乳時に分泌され、母子の絆を深める作用があるのですが、夫婦など特定の絆で結ばれた男女でも分泌されます。
このオキシトシンは、リラックス効果や満たされ効果、癒し効果が絶大でこの分泌が多いほど幸せを感じます。
オキシトシンを分泌させるには、どの相手でも良いわけではなく特定の人とだけ分泌されると言われています。
また、下のグラフからも分かるように、必要なスキンシップは、60歳を超えるとグ~ンと上がってきます。
70歳を見ると、0歳児と同じくらいスキンシップが必要になってくるかと思うと、人は年を取れば取るほど、スキンシップが必要になってくるのですね。
55歳で再婚した成功例
番組で紹介されていたのは、62歳の再婚同士のご夫婦。
男性は、広告代理店の代一線でバリバリ働いていたキャリアの持ち主。
女性は、客室乗務員を経て結婚、3人の子供のお母さんとして頑張ってきました。
二人は、離婚後同窓会で再開し、その後お付き合いすることになりました。
そして、55歳の時、再婚を決めたそうです。現在再婚して7年経ちますが、二人はいつでもどこでも抱き合っています。
料理も一緒に作り、その間もお互い自然と抱きつき、散歩も手をつなぎどんな時でも一緒にいて、いろいろなことを話し、二人でいると楽しくて仕方ないという状況でした。
冷め切った夫婦が見たら、唖然とするほどです。しかし、二人とも最初の結婚では、このように上手くはいかなかったと言います。
以前の結婚は、お互い触れ合うこともなく、感情は冷め切っていたのでしょうね。そうでなければ離婚には至らなかったと思います。
スキンシップは離婚を防ぐ。また逆に言えば、スキンシップができない夫婦は段々と冷めてきて、タダの家族、タダの同居人と言うことになりかねません。
男性として、女性としての「愛情」はなくなり、家族の1人としての「情」だけで成り立っている夫婦も多いかと思います。
まあ、この状態で惰性で夫婦を続けている人が圧倒的に多いのが現実でしょう。
特に、離婚するような大問題がない限り、いくら冷め切っていても今まで築き上げてきた家庭を壊すようなことはしたくないですからね。
結婚は相手によって全然違う形になる
離婚の経験があるともう結婚はもうこりごりと思う人も多く、なかなか次のステージに進めない人も多いかと思いますが、相手によってこうも自分が変われるかと言う良い例を見させていただきました。
シニア同士の再婚は難しいとされていますが、色々な問題を乗り越えても手に入れる「絆(きずな)」は、人生においてとても大切なものだと思います。
最初の結婚に失敗しても、次の結婚には、この「絆」が待っているかもしれません。
60歳からどんどん必要になるスキンシップ。その時、スキンシップできる相手がいて、相手のためにちょっとの努力ができる。
お互い、そんな努力をしても良いと思われる人に出会い、幸せな老後を送りたいですね。