50代以上の女性の結婚率は、40代以下の女性に比べて上昇傾向にあります。

それはやはり「老後をどう過ごすか?」を真剣に考えるようになるからです。

・周りの友達には旦那がいる
・なんのかんの言ってもいざと言うときは夫が頼りになる
・面倒だけど頼りになる子どもがいる
・家族の世話で忙しそうだけどそれなりに充実している

結婚している女性は旦那や子供の愚痴を言って、独身女性を「自由があって羨ましい~」と言います。

しかし、本音では結婚して良かったとも思っています。

50代になると、老後の生活が目前に迫ってきます。

1人の方がはるかに自由だけど、自分の老後を考えたとき、精神的にも生活的にも夫がいた方が何かと心強いのは確かです。

そう思うと、経済力もあるのに、50代や60代で結婚する女性芸能人が多いのもわかります。

熟年結婚した女優達

64歳で結婚した桃井かおりさんは、

「一人の人と長く付き合っていくほうがいい。二人で熟成させた時間が、何をも乗り越えられる力になるんだから。恋愛も年月を重ねておいしくなっていくの。また、夫婦って老後がいいって」

と言っています。

夏木マリさん(現在64歳)も59歳のとき入籍しましたしね。

2人なら面倒なことも楽しい

レポーターの菊田あや子さんは55歳で、10歳以上の男性と籍をいれました。

彼女は、42歳のとき父親を亡くしたときから、ず~と婚活をしてきたそうです。

なかなか運命の人と巡り合えず、友達に頼んで紹介してもらったのが、今の夫だそうです。

夫となった男性は、前妻と10年前に死別。独り立ちした息子が一人。

彼は、妻が亡くなった後、ずっと一人暮らしをしてきましたが、「この先のことを考えたら支えてくれる人がいて、仕事に励み、もっと豊かに生きていきたい」と思って再婚を望んでいました。

そんな二人が同居を始めて、「ふたりなら面倒なことも楽しい」と言います。

手料理を振舞えば、「おいしい、おいしい、すごいな、すごいな」と感謝され、喜んで食べてくれる。

1人の食事はさみしい

こんなことに幸せを感じるのは、やっぱり50代や60代だからかもしれませんね。

ゴミ出しやカラーボックスの解体など、日常生活のほんのささいなことも報告し合って、運動不足解消に休日に二人で歩くウォーキングも楽しいそうです。

でも、あえてデメリットも聞くと

「確かに一人の時間が少なくなった。自由にふら~と行動もできない。食事も作らなくてはいけないし。でも、できる能力があるのに今までできていなかったから逆にうれしい」と言います。

特に食事は、一人だと簡単に済ませがち。相手のことを考えて作った手料理も、巡り廻って自分の健康のためになっているんですよね。

「一人より夫婦でいた方が長生きするのは食事にある」と言うのは、医学的にも証明されています。

再婚した男性は、「ひとりで何でも身の回りのことはできるけど、一人より二人で協力しあって、二人なら面倒なことも楽しかったり、悲しみも分かち合える」と言うそうです。

50代になってからの結婚は、あとどれくらい二人で一緒に居られるかわからないですよね。

そう思うと、お互い自然と優しくなれるような気もします。

良いことばかりではありませんが、悪いことより良いことの方が多ければ熟年結婚はアリだと思います。