WEDGEと言う雑誌の6月号の特集は、「50代からのリスタート」と言うことで「シニアならでの婚活事情」のコラムに、コメントを載させていただきました。
今回のテーマに「広がりを見せる50代からの婚活・結婚」をいう特集があります。女性は、40代より50代の方がモテるのだそうです。
なるほど。それはとても嬉しいことですね。
婚活の世界の満足度は、20代が一番満足度が高く、30代、40代と満足度が下がっていくそうです。年代が高くなると、自分の期待するような人と巡り合う確率が減っていくと言うのです。
それが50代になると、逆に満足度が上がっていきます。どういう事かというと「子供を持たない」という選択になるからです。
40代までは、結婚に「子供を産む」ことをある程度考えるため、男性に求める経済的水準が高くなる傾向にあります。子供を一人育てるのに、2000万円かかると言われる時代、場合によっては定年退職後も続く子育てを考えると、男性の資産や貯蓄も気になります。
また、男性側の立場に立つと、子供を産むなら少しでも若い女性を求めるのは仕方がないこと。年齢が高くなればなるほど母子ともに色々なリスクが伴うのは医学的にも証明されています。
子供を産む産まないにかかわらず、40代までの女性は、「自分がどう思うか?」ではなく、「女友達にどう思われるか?」こんなところが気になってしまうと言います。
そうですね。女性は、人から「いいわね~」と言われたい生き物なのです。40代までの結婚は、「自分の目」より「世間や友達の目」を気にしてしまうのも納得できますよね。
ところが50代になると、子供を育てると言う選択肢はなくなります。相手の男性には「今後の人生を共に歩める信頼できるパートナー」を求めるようになるため、学歴や収入などのスペックより自分との相性が一番大切になります。
また、たとえ相手に子供がいたとしても、50代ともなると子供が大学を卒業し独立しているケースが多く、家族より自分のことを考えられる年齢に達しています。
ある程度の経済的水準に達していれば、一緒にいていかに楽しいか?これがパートナー選びの基準になります。
相手の男性も、自分のことを資産や年収・学歴、容姿などのスペックで判断せず、人柄や相性で判断してくれる50代女性に好意を持つようです。
従来の結婚相談所の会員は30代中心でしたが、現在は、50代以上の会員を取り込もうとする結婚相談所が増えていると言います。
婚活業界最大手の「楽天オーネット」も、シニア向け婚活サービスを展開しており、ゴルフやハイキング、美術館巡りなど一緒に楽しみながら親しくなれるようなイベントを充実させています。
「1人でいるより2人でいる方が生活ははるかに楽しくなりうる。あきらめて内にこもったりせず、積極的に婚活・パートナー探しをしてみることをおすすめしたい」と「50代からの結婚・婚活」の執筆者である西口敦さんも言っています。
この歳で恥ずかしいと思うことなどないのです。
50代、頑張りましょうね。