50代以降の結婚が密かに静かに進んでいます。
60代の初婚人数は、15年前には218人でしたが、今は677人とその3倍です。
60代、70代で結婚する男性も増え続けています。
と言うことは、50代以上の女性は需要があるわけです。
自立して経済力がある芸能人が50代、60代で結婚を決意するにはそれなりの理由があると思います。
まず、子供がいない人は、自分の老後を真剣に考え始めます。
老後に身内がいないデメリット
足腰が弱ったとき、病気になったとき、亡くなったとき、お葬式、お墓・・・上げたらキリがないほど色々な壁に当たります。
老人ホームに入るのさえ、保証人が必要なのです。
老人ホームの保証人は、亡くなったときの遺体を引き取る人になりますから、誰でも良いと言うわけにはいかず、仲の良い友達では到底無理ですね。
内縁の夫や恋人では、いつか別れてしまうかもしれません。恋人同士の別れは、離婚とは違い非常に簡単です。
パートナーや内縁の夫はいるけど、いざ病気になったときには家族以外は手術にも立ち会えないと言う現実があります。
また、家族にならないと、お葬式の喪主にもなれないし、お墓もたてられない、一緒にお墓に入ることはできない。
結婚していなければ、いくら信頼していてもただの他人なのです。
遺骨はどうするの?仏壇は?
自分の親は亡くなっているか、もう頼りにならない年齢になっています。親に頼るわけにはいきません。
兄弟ですら、自分と同じように歳を取っているわけですから、自分の亡き後は、姪っ子や甥っ子の世話になることになる。
でも、実家のお墓に出戻りたくないし、一人だけのお墓を立てるのも・・・など真剣に考えると、夫や妻がいる方が何かと便利なのです。
経済力があっていくらお金に困らない老後を送ったとしても、死んだあとは誰かの世話にならないとお葬式もあげられないと言う現実があります。
孤独死を防ぎたい
孤独死も心配です。亡くなった後、いつまでも発見されず・・と言うのは本当に寂しいですよね。
大原麗子さんの例もあるように、発見したのは弟さんで、死後数日経っていました。
家族がいても孤独死はありますが、いつまでも発見されないと言うことは避けられます。
そして、結婚したい大きな理由はやっぱり一人はさみしいと言うことです。
「おいしいね~~」と言いながら食べる食事、お互いの健康をいたわる、できないことを助け合う、これができるのが夫婦なのです。
パートナーでも可能ですが、その関係はとても脆い(もろい)。
何かのちょっとしたキッカケで別れてしまえば、明日からは他人です。
結婚したからと言ってすべてがうまくいくとは限りませんが、50代ともなると、色々な経験を積んできたからこそ相手の立場を尊重することができるようになっています。
相手に過度な期待をしたり、干渉しすぎないと言うスタンスが取れ、夫婦の程よい距離感を保つことができるのも中高年以降の結婚だと思います。
若い人の結婚は減るいっぽうですが、50代からの熟年結婚や熟年再婚はこれからも増え続けると思います。
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自分の年代の資料を取り寄せて、まずは「新しい出会いの場」がどんなものか知ることだけでも、一歩踏み出すチャンスです。