悪い人はどこにでもいるものですね。
婚活サイトを利用した新手の「デート商法」が流行っていますので婚活している方は、ダマされないようにしてください。
詐欺の手口は投資用マンション
被害が増大しているのは、投資目的でマンションを買わせるケースです。
その手口は、不動産会社の販売員が婚活のフリをして婚活サイトに潜り込み、マンションを買わせることです。
不動産会社の販売員は、会社名を隠し、悪質の場合は妻子がいることもあります。
被害は女性が男性の2倍以上で、30代女性がもっとも多いそうです。
ターゲットは安定収入があり投資に興味がある人
まず、不動産会社社員は、マンションのローンが通りそうな安定収入のある人物を探します。狙うカモは投資に興味を持つ人物。
カモが見つかると、2人の結婚をイメージさせるような甘い言葉を言い、頻繁にメールしてきます。
この時点ではマンションの事はまだ言い出しません。
頻繁のメールのやり取りで仲良くなり、数回食事をした後、資産運用や節税のためとしてマンション投資を持ちかけます。
その気になると、知り合いの不動産販売会社のデベロッパーと名乗る人物に会わせ契約させます。
元々投資には興味があり、相手との信頼関係も成り立ち、先に結婚が見えている状態ですと、話に乗りやすくなります。
そして、マンションを購入してしまいます。
マンション購入後は、相手とだんだんと疎遠になり、そのうち連絡がつかなくなります。
騙されたと分かったときにはすでに遅し
購入したマンションは、相場より700万~1000万くらい高かったり、購入後すぐに売却したケースでは、マンションの価値が購入額の半値程度と分かったケースも有ります。
つまり、騙されていたわけです。相手の裏の顔を見抜けなかったのは悔しいですね。
マンション購入には、クーリングオフがありますが、恋愛が絡むので気づくのが遅いケースが多く、間に合わない場合がほとんどです。
こうなると泣き寝入り状態ですね。
マンションは、クーリングオフ以外解約は難しいので、購入する際は慎重に検討する必要があります。
婚活サイトに営業目的で入会する人
婚活サイトでも婚活パーティでも、営業目的で近づいてくる人はいます。
PTAの会合や同窓会、SNS、オフ会、ジムなどで商品を売りつけられたり、保険や新興宗教、ネットワークビジネスに誘われたりした経験のある人もいるのではないでしょうか?
結婚が絡んでいると、これからの二人の人生に必要なマンションだと思うと高額でもついつい気を許してしまいそうです。
夢が膨らんでしまいますものね。
このような被害に合わないためには、マンション購入に限らず多額のお金が必要なことを持ちかけられた場合は、怪しいと思うこと。
婚活サイトなどで公開する情報の閲覧は慎重に行い、必要以上に個人情報を掲載しないことも大切です。
このようなことがニュースになると、婚活サイトや婚活パーティーは危険と言うイメージが湧きますが、良い人もたくさんいることも確かです。
良縁に恵まれて幸せになった人もたくさんいます。
こんな暗いニュースで結婚のチャンスを逃してしまうのももったいないと言うもの。
良い人を見る目も養いつつ、安全な婚活をしたいですね。